共感覚というものを耳にしたことがあると思います。
音を光で見るのを光共感覚などと言われています。
芸術家の中では多く見られるようですね。
確かに、一般の人とは常に異なる認識をしていますからね。
表現が独特になるのも納得できます。
感覚器官から刺激を受け取り、脳が認識するという形で
五感を感じるので、おそらく脳の回路が常人とは異なるのだと思います。
通常は光を受け取ると脳の視覚野という部位で情報を
瞬時に認識するのでしょうが、同時に音の聴覚野にも影響を及ぼすという感じだと思います。
このように反射的に起こる共感覚は生まれつきだと思いますが・・・。
訓練すれば、能力として共感覚を獲得できるらしいですね。
疑似共感覚と言われるものですが・・・。
風鈴の音が涼しく感じるというのも、ある意味疑似共感覚の作用かもしれません。
程度はどうあれ、そういう性質はあると思います。
結局は脳、もしくは心が生み出すものであるということです。
例えば、夜寝て夢を見た場合を思い出してみましょう。
思い出すのは難しいかもしれませんが、
夢の中でも視覚はもちろん、聴覚、触覚、味覚、嗅覚のすべてを
感じたことははよくありますよね。
意識がなく、外からの情報を基本的に遮断しているのに
五感を感じるということは、言わば脳が記憶を基に
五感に働きかけているということです。
そう考えると、疑似共感覚も訓練次第で、
かなりの精度を得ることができるかもしれません。
私もたまには訓練しますが、結構大変ですけどね。
慣れないことは、多少疲れます・・・。
もちろん、期待過ぎているのも疲れる原因だと思います。
こういう超能力的なものはつい好奇心が湧いてしまうので・・。
やはり、リラックスしながら気楽にやるのが一番だと思います。
私がやる訓練法は音楽を聴きながら
音楽に合う情景をイメージしながら、匂いや空気を体で感じるという方法です。
もちろん、共感覚の精度を高めたいなら
純粋な一つ一つの音を光で見たり、触覚や匂いで認識して、
一つ一つの情報を瞬時に対応させることが重要と思います。
やっては見ましたが、結構疲れるので
私は気楽にイメージの中で五感の感覚を強めるという方法をやっています。
目指すは明晰夢レベルです。
気楽にやっていこうと思います。
2014-12-19 |
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